まず、「エントロピー」とは「無秩序の度合いを示す物理量」です。 具体例で言うと 「部屋が片付いている状態」(秩序ある状態)→エントロピーが小さい 「部屋が散らかっている状態」(無秩序な状態)→エントロピーが大きい ということです。エントロピーとは物理学の言葉で、日本語では”乱雑さ”を意味します。 秩序あるものは、秩序がなくなる方向にしか動かない、という宇宙の大原則のことです。全体としてエントロピーは増大しているが、局所的に低いエントロピーが実現されている。 身近な例として、エアコンや冷蔵庫が挙げられる。 冷却装置によって部屋の温度が外より下がっている状態は、ほうっておけば外から熱が流れ込んで、やがて温度が等しくなってしまう。 つまり、温度差がある状態はエントロピーが低い状態である。
エントロピーが減少するのはどれか?物質やエネルギーの乱雑さが増大すればエントロピーは増大し、乱雑さが減少すればエントロピーは減少する。
エントロピーが増えるとどうなる?
エントロピー(entropy)というのは物質現象の「でたらめさ加減」を示す示量的な状態量のことである。 そのエントロピーが増大するとどうなるかというと、状態がどんどん無秩序になっていく。 乱雑になりアナーキーになっていく。これは日常的にもよく目にする現象で、例えば以下のような例があります。
- 拡散した気体は元に戻らない
- 常温に置かれた熱湯は自然に冷めるが、一度冷めた水が勝手に熱湯に戻ることはない
- コーヒーにミルクを入れると自然に混ざるが、勝手に分かれることはない
- 覆水盆に返らず
エントロピーが増大する例は?
これは日常的にもよく目にする現象で、例えば以下のような例があります。
- 拡散した気体は元に戻らない
- 常温に置かれた熱湯は自然に冷めるが、一度冷めた水が勝手に熱湯に戻ることはない
- コーヒーにミルクを入れると自然に混ざるが、勝手に分かれることはない
- 覆水盆に返らず
エントロピー増大の法則はざっくりいうと「物事は放っておくと乱雑・無秩序・複雑な方向に向かい、自発的に元に戻ることはない」という法則ですが、この考え方は経験則として私たちの思考にもあてはまります。
エントロピーが増加する理由は何ですか?
デザイン行為によって新たな秩序が作られる(エネルギーが使用されるとき)とき、それ以上に大きな無秩序が生み出されてしまいます(エントロピー が増大します)。 つまり、重要なのは「何を作るか」よりも「何を捨てるか」であり、さらに言えば、それ以前の問題として「余計なものは作らない」という発想が必要になるのです。エントロピーとは無秩序さ、つまり乱雑ぐあいを表す指標なので、秩序が高い状態はエントロピーが低く、秩序が低い状態は、エントロピーが高いというこになります。エントロピー変化量が正の時は系はより乱雑な状態になり、負の時はより秩序だった状態になったことを示します。