隠蔽罪とは?
〘名〙 物を隠して、他人の発見を妨げることによって成立する罪。 鎮火、防水用の物、他人の信書などを隠匿する罪の類。証拠隠滅等罪は、「他人の刑事事件に関する証拠を隠滅し、偽造し、もしくは変造」したり、「偽造もしくは変造の証拠を使用」したりする犯罪のことで、犯罪を隠す罪として、刑法104条に規定されています。 証拠を隠滅したら証拠隠滅罪、偽装したら証拠偽造罪、変造したら証拠変造罪となります。第百四条 他人の刑事事件に関する証拠を隠滅し、偽造し、若しくは変造し、又は偽造若しくは変造の証拠を使用した者は、三年以下の懲役又は三十万円以下の罰金に処する。 上記の通り「他人の刑事事件に関して」証拠を隠滅した場合に適用される法律です。 よって、自分の証拠を隠滅した場合は証拠隠滅等罪にはなりません。

黙っているだけで罪になる?百科事典マイペディア 「犯人蔵匿罪」の意味・わかりやすい解説

罰金以上の刑にあたる罪を犯した者または拘禁中逃走した者を蔵匿しまたは隠避させる罪(刑法103条)。 2年以下の懲役または20万円以下の罰金。 罪を犯した者とは,現に犯人として訴追されまたは捜査の対象となっている者をいう。

証拠隠蔽罪とは?

証拠を隠滅等した場合には、証拠隠滅等罪が成立します。 刑法104条他人の刑事事件に関する証拠を隠滅し、偽造し、若しくは変造し、又は偽造若しくは変造の証拠を使用した者は、3年以下の懲役又は30万円以下の罰金に処する。1.どうして罪にならない? 証拠隠滅罪で隠滅の対象になるのは「他人の」刑事事件に関する証拠です。 そのため、自分の刑事事件に関する証拠を隠滅しても罪にはなりません。

嘘を広めることは罪になる?

信用毀損罪(刑法233条前段)とは、虚偽の風説を流布し、または偽計を用いて他人の信用を毀損した場合に成立します。 信用毀損罪の法定刑は「3年以下の懲役または50万円以下の罰金」です。

いじめ防止対策推進法

ただし、この法律には、「いじめ」を処罰する規定(罰則)はなく、刑法にもいじめ罪という犯罪はありません。 被害者の身体に攻撃が行われた場合には、暴行罪や傷害罪はもちろんですが、監禁罪(220条)や強要罪(223条)といった犯罪が成立します。

ずっと黙秘するとどうなる?

黙秘権の行使をすることで量刑を重くされるということはありません。 しかし証拠や証言がしっかり揃っていれば,黙秘を続けても,起訴・裁判となる可能性が高く,ただいたずらに勾留期間を伸ばすだけになってしまう場合もあります。取り調べにおいて黙秘権を行使すると、捜査機関に対して被疑者の供述という証拠を与えないことになるので、検察官が身柄拘束の延長を求める「勾留請求」を受けるおそれが高まります。 重大犯罪でない限り、黙秘権に頼らなくても被害者との示談などで不起訴処分の獲得が期待できることもあります。犯人隠避罪とは、罰金以上の刑に当たる罪を犯した者・拘禁中に逃走した者を隠避(いんぴ)させる犯罪です。 両方の犯罪とも刑法103条に規定されています。 その刑事罰は、3年以下の懲役または30万円以下の罰金です。

親族の刑事事件に関する証拠を隠滅した場合、親族であっても他人であることから、証拠隠滅罪が成立します。 ただ、親族の場合は、赤の他人と異なり、人の心情として証拠隠滅に走ってもやむを得ないといえ、期待可能性が低いため刑は免除されます。

警察に嘘をついたら罪になりますか?前提として確認しておきたいことは、たとえ警察の事情聴取に対して嘘をついたとしても、そのことをもって直ちに犯罪にはならないということです。 刑法第169条には「偽証罪」という犯罪が定められているので、事情聴取で嘘をつくと偽証罪になってしまうのではないかと心配する方も少なくありません。

でっち上げは罪になる?冤罪でっち上げは、どちらの罪にも該当する可能性があります。 虚偽告訴罪は、3ヶ月以上10年以下の懲役が科せられます。 名誉毀損罪は、3年以下の懲役または50万円以下の罰金が科せられます。 また、冤罪でっち上げにより、被害者が精神的苦痛を受けた場合は、損害賠償を請求される可能性もあります。

精神的いじめは罪になる?

精神的暴力を内容とするいじめ

こういった侮蔑的な言葉を多くの人が耳にする状況下で発すれば、侮辱罪を構成することになる(拘留又は科料/刑法231条)。 本人の耳に入り精神疾患を引き起こしたとなれば、そのつもりはなかったとしても、過失傷害罪という犯罪にあたりうる(30万円以下の罰金/刑法209条)。

例えば、無視したり、その人を避けたりする行為は、犯罪に該当しないので、法律で処罰することはできません。憲法や刑事訴訟法の規定から,被疑者・被告人が黙秘権を行使したとしても,それをもって不利益な取り扱いを受けないとされています。 そのため,「黙秘していたのだから,実際は犯罪をやっているのだろう」として,裁判所が有罪判決を下すことはできません。取調べで黙秘するメリットは、容疑を否認している事件で捜査機関に何ら情報を与えないことにより、捜査機関に有罪となる証拠の収集に困難を来たし、嫌疑不十分で不起訴になることがあり得ることでしょう。