たむけ‐ばな【手向花】
〘名〙 手向けとする花。 神仏や死者の霊などに供える花。① 神仏に幣(ぬさ)など供え物をすること。 また、その供え物。 多く、旅人などが道の神に対して供える場合にいう。 ② 旅立つ人へのはなむけ。また、読み方だけでなく“手向ける=手を(ある方向に)向ける”などと意味も勘違いされやすい言葉ですが、「手向ける」とは「旅立つ人に餞別(せんべつ)を送ること」、また「神仏や死者の霊に供え物を捧げる」ことを意味します。
お花を手向けるとはどういう意味ですか?古くから日本では、「仏さまに美しいものをお供えする」「お供えする人の心を穏やかにする」という理由から綺麗なお花(生花)を手向けるようになりました。 現在でも「花は供養の象徴」を意味し、故人への感謝や尊敬、またご先祖様への感謝の気持ちやご遺族をいたわり寄り添う気持ちを伝える故人の供養に欠かせないものとなっています。
葬式で花を手向けるのはなぜ?
仏教説話では、死者に花を手向けるようになった由来をこのように伝承しています。 死者への祈りをこめて花を飾ったり捧げたりすることは、宗教や民族を越えて行われており、何度でも再生する花や草木が生命力の象徴と見なされ、死者の新生を願うために供えられるというのが最も一般的に受け入れられている考え方だと思われます。花をお供えすること
- 花を手向ける
- 献花する
- 花を献じる
- 花を供える
「手向け」の使い方は?
「手向け」の例文・使い方・用例・文例
- 君の成功は亡きお父様への善い手向け物だ
- 讃辞を呈して亡き人の手向け物にしよう
- 香華を手向ける
- 讃辞をもって亡き人に手向けん
- 一滴の涙を手向けざるを得なかった
- 些細ながらこの成功は亡父の霊に手向けてこれを慰めん
- 香花を手向ける
昔は、峠や村境に災いが入ってこない ように、また、旅の安全を祈るために道祖神を祭ったそうです。 その道祖 神にお供え物をささげた、つまり「手向け(たむけ)」た、ということが 語源だそうです。
「花を手向けるのはまだ先」の意味は?
「皇天親無く惟徳を是輔く」(こうてんしんなくただとくをこれたすく)と言い「花を手向けるのは先にするよ」と乃木は言い放った。 「天は公平で贔屓せず、徳のある人を助ける」という意味だという。 その言葉を引用し、考察を続ける投稿がX(旧ツイッター)で多数投稿されている。枕花(まくらばな)とは
枕花とは、遺族からいち早く亡くなった報せを受けた、特に故人と親しくしていた人や近親者が、故人の枕辺に供えるためにご自宅へ贈るお花です。 哀悼の気持ちを込めた控え目な籠花にして贈るのが枕花のマナーです。 枕花には共に故人をしのび悲しみを分かち合うという意味合いも含まれています。農研機構は、花の観賞が脳の活動に影響を与え、心理的、生理的に生じたストレス反応を緩和させることを明らかにしました。 ストレスを与えた実験参加者に花の画像を見せると、ネガティブな情動が減少し、ストレスにより上昇した血圧やストレスホルモンの値が低下しました。
お通夜、告別式などご葬儀に贈る花を「供花」といい、葬儀の祭壇を飾ります。 読み方は「きょうか」で、ご葬儀で故人やご遺族へ弔意を表す意味があります。 供花は、お別れの花ともいわれ、一部の花は、最後のお別れのときに棺の中に入れられます。
「手向け」の同義語は?「手向け」の言い換え・類義語
- 餞
- 餞別
- 手向け
- はなむけの言葉
- お別れの品
- 送別品
- 贈り物
- 送別会のプレゼント
「手向ける」の例文は?「手向ける」の例文・使い方・用例・文例
- 香華を手向ける
- 香花を手向ける
- 道中の無事を祈って,道祖神などに草鞋などを掛けて手向けること
- 神仏に手向ける米
- 神仏に手向ける銭
仏壇に花を供えるのはなぜ?
花は、仏様の持つ慈悲の心を表していると考えられています。 あえてお参りする側を向けて花を飾ることで仏様からのありがたい慈悲をいただくことができるといわれています。 花束は仏壇と相対したときに、きれいに見えるように供えましょう。 参拝や法要の際には、必ずといってよいほどお花をお供えするでしょう。
枕花は、故人の臨終から通夜の間、故人の枕元を飾る花です。 故人の近くに置いておく花なので、サイズは小さく、控えめな花を使います。 故人と血縁の濃い親族や非常に親しかった人だけが送れます。 枕花には、故人の枕元に寄り添うという意味を持つと考えるからです。仏教説話では、死者に花を手向けるようになった由来をこのように伝承しています。 死者への祈りをこめて花を飾ったり捧げたりすることは、宗教や民族を越えて行われており、何度でも再生する花や草木が生命力の象徴と見なされ、死者の新生を願うために供えられるというのが最も一般的に受け入れられている考え方だと思われます。玄関には生花を飾るのがおすすめ!
風水では、人が外から入ってくるように、幸運も玄関から入ってくるといわれています。 生花や観葉植物のように生命力を持つものは、空間に良い気を入れて、外から良い運気も呼び寄せます。 そのため、幸運の入ってくる玄関に運気を呼び寄せる生花や観葉植物を飾るのは、風水としては良いことばかりです。