【使い方】「分かりました」「承知しました」「承りました」などの類語がある中で、最も敬意の度合いが高い。 なお、漢字表記の「畏まりました」ではなく、ひらがな表記の「かしこまりました」のほうがマナーとしては正しいという風潮があります。1 「承知いたしました」の意味とは
承知の「承」には「受け入れる」「了解する」という意味があります。 また、「知」は「知る」「わかる」という意味の漢字です。 このことから、「承知いたしました」には「相手からの情報や指示を理解して受け入れました」という意味があります。「了解」とは、本来「事情を理解し、認めること」という意味です。 そこから、目上の人が目下の人に許可を与える時に使う言葉になりました。 したがって、目上の人や社外の人に使うのは失礼にあたります。
「理解しました」の言い換えは?5 「了解しました」の言い換え方法
- 5.1 「かしこまりました」
- 5.2 「わかりました」
- 5.3 「了承しました」
「はいわかりました」とはどういう意味ですか?
「わかりました」は、相手の話や物事に対して、理解や納得したことを意味します。 「わかる」の意味は、物事を理解することのため、過去形である「わかりました」の場合、「物事を理解しました」という意味になります。 また、「わかる」には、物事をうけいれ自分の能力とする意味もあります。「了解しました」は、「わかりました」の敬語のつもりで間違って使ってしまいがちな言葉です。 了解には「理解して承認すること」という意味があり、意味としては「わかりました」と同じなのですが、目上の人や上司に使うにはふさわしくありません。 「了解」には、上の立場の人が目下の人に対して承認するニュアンスが含まれているためです。
「分かりました」は失礼ですか?
「わかりました」は敬語ではなく丁寧語
実は「わかりました」は、「わかる」(動詞)の語尾に、「ます」の過去形「ました」を付けた丁寧語。 そのため礼儀正しさは伝わりますが、正確には敬語ではありません。
「了解しました」はあくまでも「理解(することが完了)しました」という意味の丁寧語です。 ビジネスにおいては、同僚や目下の人に対して使う言葉であって、取引先や目上の方に使うのは失礼にあたります。
「ですので」は「なので」の丁寧な言い方ですか?
「ですので」は、「なので」の丁寧な表現で、「だから」の丁寧な表現ではありません。 「だから」は、言葉自体に「それゆえ」「それであるから」という意味をもつ自立語で、丁寧な表現にすると「ですから」という表現が適切です。相手の言っていることや物事に対して、理解した、納得したと伝える言葉「わかりました」の言い換え表現はいくつかあります。 ビジネスシーンで使う場合は、敬意を明確に表現した謙譲語の「承知いたしました」、「承りました」、「かしこまりました」の3つが最適です。 それぞれの言い換え表現について解説します。「承りました」「承知しました」「かしこまりました」を使うようにしましょう。
お客様に対しては「かしこまりました」、上司に対しては「承知しました」または「承知いたしました」を使いましょう。
「了解です」は失礼ですか?「了解」は「事情は理解したので承認します」という意味で、目下の人に許可を与える印象になってしまいます。 そのため「了解いたしました」のように、たとえ謙譲語と組み合わせたとしても、目上の人は使わないのがマナー。 失礼だと受け取られてしまわないよう、上司や社外の取引先への返答には使わないように気を付けましょう。
「わかりました」の丁寧な言い方は?「わかりました」は、「わかる」という動詞に丁寧語である「〜ます」を組み合わせた敬語です。 しかし相手への敬意を表しにくいため、ビジネスシーンでは、「承知いたしました」「かしこまりました」「承りました」の方が相応しい表現だといえます。 言葉の持つ意味合いを正しく理解して、シチュエーションに応じて使い分けることが大切です。
「わかりました」は失礼ですか?
「わかりました」は目上の相手に馴染まない敬語
しかし、あくまで丁寧語であって、尊敬語や謙譲語ではないため、上司や取引先など目上の相手に使う際には馴染みません。 上司や取引先が言っていることに対して理解したことを伝えたい場合は、「わかりました」以外の表現を使う必要があります。
「わかりました」は、「わかる」という動詞に丁寧語である「〜ます」を組み合わせた敬語です。 しかし相手への敬意を表しにくいため、ビジネスシーンでは、「承知いたしました」「かしこまりました」「承りました」の方が相応しい表現だといえます。 言葉の持つ意味合いを正しく理解して、シチュエーションに応じて使い分けることが大切です。「わかりました」は日本語として正しい敬語であり、本来誰に対して使っても失礼にはあたりません。 しかし、敬意の度合いが低いため相手との関係性によっては不快に感じる人もいるようです。 また、幼い印象を与えるためビジネスシーンで使うのはふさわしくないと考えられています。同僚や親しい先輩など、フランクな間柄であれば「了解です」と使っても問題ないでしょう。 ですが、目上の人に対して使うのは不適切です。 この場合は、「了解です」ではなく「承知いたしました」や「かしこまりました」を使うと良いでしょう。