ふぐの皮は、主に関西では「てっぴ(鉄皮)」と呼ばれ、ふぐ刺しとともに供されることが多い食品です。 一般的には湯引き(熱湯にさっとくぐらせてから冷水にさらす料理方法)した皮を細切りにして提供されます。ふぐ刺し(てっさ) ふぐの刺身のことで、てっぽう(ふぐの事)の刺身なので、「てっさ」と言います。 切身が透けて見えるほどの「薄作り」で実を細く包丁で引いて刺身にして、箸ですくってポン酢で食べる方法が一般的です。 薬味としてもみじおろしなどをポン酢に加え、食べられています。てっぴとは、「鉄砲の皮」を短縮した「鉄皮(てっぴ)」が語源と言われています。 皮刺しは、ふぐの刺身に添えられていることが多く、目にする機会も多いかもしれません。 ふぐのコース料理では、先付けとして出されることもあります。 ぷりぷりとした食感が人気のふぐ皮は、コラーゲンが豊富に含まれています。
ふぐのぶつ刺しとてっさの違いは?ふぐ刺し ふぐ刺しはフグの身の刺身を指します。 関西ではフグのことをテッポウと呼ぶことから、テッポウ刺しを略してテッサとも呼ばれております。 ふぐの肉は繊維質で弾力があり噛み切ることが難しいため、切り身が透けて見えるほどの薄作りで身を細く包丁で引いて刺身にするのが主流です。
ふぐを「鉄砲」と呼ぶのはなぜですか?
当時ふぐは「鉄砲(てっぽう」という隠語で呼ばれていました。 「ふぐの毒に当たると死ぬことがある」=「鉄砲の弾に当たると死ぬ」という二つの意味を掛け「てっぽう」と呼んでいたのです。 ふぐの刺身は「てっぽう」と「さしみ」が合わさって、それが「てっさ」になり、定着していったのです。一番外側の皮を「鮫皮」、内側には「とおとうみ」と呼ばれる皮下組織が付いており食用とするが粘膜が多いので十分除去しなければなりません。 最後に身のまわりに残る薄皮を「身皮」と呼んでいます。
ふぐ刺しにポン酢を付ける理由は?
通常、刺し身は醤油を付けて食べるものなのですが、ふぐ刺しやてっさはポン酢をつけて食べます。 これはふぐの繊細な味わいを、醤油の強い味で殺さないためです。 また、マグロなど脂の乗った刺し身には薬味としてワサビが添えられます。
ふぐ刺しやふぐ皮刺しを食べるときは、ぽん酢とお好みで「もみじおろし」や「小ネギ」を入れ、ふぐちり鍋のときは、タレのようにかけていただきます。 ふぐ料理にとって、なくてはならない調味料が「ぽん酢」なのです。 ふぐは淡白で繊細な味わいが特徴の食材なので、醤油の塩味や柑橘の酸味が主張しすぎるものはふさわしくありません。
ふぐの皮はなんと呼ばれていますか?
一番外側の皮を「鮫皮」、内側には「とおとうみ」と呼ばれる皮下組織が付いており食用とするが粘膜が多いので十分除去しなければなりません。 最後に身のまわりに残る薄皮を「身皮」と呼んでいます。ふぐ毒は猛毒です ふぐ毒は麻痺による呼吸困難を引き起こします。 ふぐ中毒には特効薬はなく、致死率のきわめて高いことが特徴です。大変危険ですので素手では触らないようにしましょう。 また、ふぐを触った手で目をこすったり、手を口に入れたりすると毒の影響を受ける恐れがあります。 そのため、ふぐを触った場合は必ず手を洗うようにしましょう。
フグの毒は、神経を麻痺させる猛毒です。 この毒はテトロドトキシンと呼ばれています。 人間が間違って食べれば、神経が麻痺して、ひどいときには呼吸困難に陥り死ぬこともあります。 フグが毒を持つのは、餌によって体内に毒が蓄積するためで、自ら毒をつくり出している訳ではありません。
フグの皮には毒がありますか?フグの肝臓や卵巣などの内臓の他、フグの種類によっては皮や筋肉にも含まれます。 また、この毒は加熱に大変強く、調理程度の加熱では壊れません。 ちなみに、トラフグ1匹分の毒量は、約10人分の致死量に相当します。 食後20分から3時間までに、口、唇、舌、指先のしびれが始まります。
ふぐの皮は食べられますか?ふぐ皮はゼラチン質がたっぷり、ぷるぷる、こりこりとした歯ごたえも楽しい珍味です。
フグ刺しには何をつけますか?
ふぐ刺しやふぐ皮刺しを食べるときは、ぽん酢とお好みで「もみじおろし」や「小ネギ」を入れ、ふぐちり鍋のときは、タレのようにかけていただきます。 ふぐ料理にとって、なくてはならない調味料が「ぽん酢」なのです。 ふぐは淡白で繊細な味わいが特徴の食材なので、醤油の塩味や柑橘の酸味が主張しすぎるものはふさわしくありません。
あばら骨がない代わりにふぐは筋肉が固くなっており、ふぐの刺身などを食べる際には噛み切りにくくなっているのです。 そんな噛み切りにくいふぐを食べやすくするために採用されているのが薄造りです。 ふぐの身は固いため薄く切ったからといって、食べ応えがなくなるといったことはなく、噛み応えもしっかりしています。刺身は1、2枚とり、寸ネギを巻いてポン酢をつけてお召し上がりください。 ネギとポン酢がふぐの淡白なうま味を引き出し、絶妙な美味しさです。 お好みでポン酢にもみじおろしをつけていただくと、辛味がほどよいアクセントとなります。わが国では年間に約30件のフグ毒中毒が発生し、患者数は約50名で数名が死亡している。 フグ毒中毒は釣り人や素人による家庭料理が原因になることが多い。 フグ毒による中毒症状は食後20分から3時間程度の短時間で現れる。 重症の場合には呼吸困難で死亡することがある。