更に、国内の調査では20歳よりも前に喫煙を始めると、男性は8年、女性は10年も短命になることが分かっています5)。Q1.禁煙で肺はきれいになるのでしようか? A1. 禁煙で、一度汚れた肺が元通りきれいになることはありませんが、禁煙を開始して約5~10年で、慢性気管支炎、気管支喘息などの喫煙関連疾患の発病率が非喫煙者と同程度まで下がるといわれています。 禁煙をお考えであれば、今すぐに始められることをお勧めいたします。イギリスで、50年間追跡調査をした結果、喫煙者は非喫煙者に比べ、寿命が10年縮まるという事が判明しております。 また、日本の最近の研究でも喫煙者の平均寿命が男性で8年、女性で10年短縮することが報告されています。
タバコの喫煙者は、何歳で死亡しますか?それによると、非喫煙者は70歳81%、80歳59%、90歳で25%の人が生存しています。 それに対して、喫煙者は70歳58%、80歳26%、90歳ではわずか4%しか生存していません。 そして、喫煙者の死亡リスクは75歳位までは非喫煙者の約2倍であり、平均寿命は10年短いことが示されています(英国医学誌2004)。
酒とタバコどっちが体に悪い?
アメリカのブリガム・ヤング大学のジュリアン・ホルト・ランスタッド教授たちの研究によると、喫煙が約1.6倍、過度の飲酒が約1.4倍死亡リスクを高めるのに対して、社会的孤立によって死亡リスクは1.9倍高くなるという結果が報告されています。たばこを吸う人の死亡率は、吸わない人と比べて男性は1.6倍、女性は1.9倍
タバコをやめると肺は元に戻りますか?
たばこをやめたからといって、こわれた肺の機能は元には戻りませんが、若干は改善するといわれています。 また、せきやたんなど、COPDの不快な症状は禁煙すると同時に、消えていきます。
たばこを習慣的に吸うようになってからCOPDが発症するまでには、20~30年かかると考えられています。 わが国でも、第2次大戦後の経済成長とともに喫煙量が増加し、COPDの患者さんが増えてきました(図2)。
タバコを吸うと寿命は短くなりますか?
タバコを1本吸う毎に寿命が5分30秒短縮します。 1日20本吸った場合、1日で110分(約2時間)、1年では28日(約1ヶ月)寿命が短くなります。 すなわち、タバコを1日20本吸う人の人生は、1日が24時間、1年が12ヶ月ではなく、1日が22時間、 1年が11ヶ月しかないということになります(英国王立内科医学会)。日本人のデータですが、循環器・悪性新生物・糖尿病・呼吸器など多くの死因を分析して何がもっとも死亡にいたる危険因子なのかを分析した結果です。 死亡されている危険因子は喫煙と高血圧が大半を占めていることが理解できます。 日本人の死因第1位である悪性新生物(いわゆるがん)は半数喫煙だったとことが分かります。喫煙者の脳は同年齢の非喫煙者より も萎縮しています。 萎縮の進行度合 いは 5~10 歳年上の非喫煙者と同 等であり、5~10 年脳の委縮が早まっていると言 えます。 喫煙をすると、タバコ煙の成分は体内に吸収され循 環します。 これらは脳の細胞にも悪影響を与えます。
こんな症状があったら、 ニコチン依存症?
- 自分が吸うつもりの本数より、 ずっと多い本数のたばこを吸ってしまう
- たばこが吸えないような仕事やつき合いを避けたことがある
- 禁煙や本数を減らした時、
- 吸う本数を減らした時、イライラする、怒りっぽくなる、
- 病気で身体がつらいにもかかわらず、
タバコで肺が黒くなったのですが治るでしょうか?一度汚れた肺は、ほとんどもとに戻ることはありません。 喫煙量が増えれば増えるほど、肺はピンク色から灰色へ、そして真っ黒に汚くなっていきます。 タバコをやめるなら、一日でも早いほうがいいのです。
タバコをやめたらCOPDは治りますか?たばこをやめたからといって、こわれた肺の機能は元には戻りませんが、若干は改善するといわれています。 また、せきやたんなど、COPDの不快な症状は禁煙すると同時に、消えていきます。
COPDの平均余命は?
幸いなことに我が国におけるCOPD患者は比較的長期間の生存が可能となっており,その平均寿命は80歳を超えている.
たばこをやめたからといって、こわれた肺の機能は元には戻りませんが、若干は改善するといわれています。なりたくない病気の2位は「がん」(一般38.5%、医師・メディカルスタッフ25.8%)、3位は「脳血管疾患」(一般4.9%、医師・メディカルスタッフ18.9%)だった。 「糖尿病」は一般の3.9%、医師・メディカルスタッフの6.3%が、「なりたくない病気」にそれぞれ挙げた。萎縮した脳を元に戻す治療法はありません。 萎縮の進行を予防するには、日頃から頭を使うことが必要です。 脳が一生懸命働いていれば、脳に十分な血液が流れて、脳を若々しい状態に保ってくれると言われています。 飲酒量と脳萎縮の割合は比例していることが知られており、大量の飲酒は控えましょう。