マンモグラフィによる放射線被ばく量は少なく、致死的な発がんリスクはきわめて低いとされています。これは組織(臓器)によってどのくらいの線量を超えると危険なのかが決まっていまして、マンモグラフィーの場合、例え毎年マンモグラフィーをとっても乳腺の「ここが危険」というラインは超えません。 つまり確定的影響はないと言えます。マンモグラフィによる放射線被ばくは非常に微量(2mGy程度)で,致命的発がんリスクは0.0009%と言われています. マンモグラフィ検診の利益と被ばくリスクを分析した結果,どの年代でも利益が被ばくのリスクを上回っています.
マンモグラフィーの被爆量はどのくらいですか?検診で被曝のデメリットよりも早期発見メリットのほうがはるかに大きいといえます。 一般的なマンモグラフィの被爆量は、1回の撮影で約0.05msvであり、一般の人が1年間に受ける自然放射線量の50分の1程度です。 上記の確率的影響も最小限で確定的影響もないと言えます。
マンモグラフィーは何回受けても大丈夫?
一般的に「40歳を過ぎた方は2年に1度はマンモグラフィーを受けましょう」といわれますが、毎年受けられても被曝などの問題はありません。 年に1度のマンモグラフィーをお薦めします。マンモグラフィ・乳腺超音波検査・無痛MRI乳がん検診の違い
マンモグラフィ | |
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デメリット | ・乳房を強く圧迫されることによる身体的負担がある・放射線被曝がある・乳腺濃度が高いと病変をみつけにくい・検査時に検査技師が乳房をさわってポジショニングする必要がある・乳房が小さい場合や変形している場合は観察範囲が限られてしまう場合がある |
マンモグラフィーのデメリットは?
マンモグラフィ検査のデメリット
X線による放射線の被曝(ひばく)があります。 ただ、自然のなかで浴びる放射線と同程度なので、健康に重大な影響を及ぼすことはありません。 乳房を平たくしてはさむので痛みを伴うことがあります。 乳腺密度の高い人や若い人の場合はわかりにくいことがあります。
専門家で構成される「がん検診事業の評価に関する委員会(厚生労働省)」において、乳がん検診の受診間隔について検討した結果、2年に1度とすることが適切であるとされています。 マンモグラフィは乳房を押しつぶして平たくすることで撮影するため、痛みを感じる方もいます。
マンモグラフィーで被爆することはないですか?
マンモグラフィで乳房が受ける放射線量はおよそ1~3ミリグレイと測定されています(装置や体格により多少異なります)。 乳房に限定した部分被ばくなので、身体への影響はほとんど心配ありません。 また、私達が意識せずに被ばくしているものに自然放射線があります。30歳以上の全ての女性は是非、乳がん検診をお受けください。 もちろん、毎年マンモグラフィと乳腺超音波の両方をお受けになるのが理想です。マンモグラフィによる放射線被曝と利益について
マンモグラフィはエックス線検査ですので放射線被曝があります。 しかし、乳房を中心とした狭い範囲にしかエックス線を照射しませんので、頭・骨髄・下腹部など、エックス線を照射しない部分への放射線による影響はありません。
もちろん、毎年マンモグラフィと乳腺超音波の両方をお受けになるのが理想です。
乳がん検診は2年毎に受けるべき?専門家で構成される「がん検診事業の評価に関する委員会(厚生労働省)」において、乳がん検診の受診間隔について検討した結果、2年に1度とすることが適切であるとされています。 マンモグラフィは乳房を押しつぶして平たくすることで撮影するため、痛みを感じる方もいます。
乳がん検診は何年ごとがいいか?国は、がんによる死亡率が減少する効果が認められている乳がん検診として、40歳から2年に1回、質問(問診)とマンモグラフィ検査(乳房エックス線検査)を推奨しています。 乳がん検診は基本的に症状がない人に行うものです。
60代の乳がん検診は何年おきに受けるべきですか?
60代は乳腺が委縮し、脂肪に変わるためMMGだけでも十分です。 検診頻度は2年に1度ですが、血縁に乳がん罹患者がいる場合や乳がん年齢の方は毎年受診してもよいと思います。
基本的には年に1回のマンモグラフィと乳房超音波検査をお受けになることをお勧めします。 ただし、乳がんの家族歴がある、高濃度乳房である等、乳がんになる可能性の高い方(ハイリスクの方)は年に1回のマンモグラフィと半年ごとの乳房超音波検査をお勧めします。乳がん検診に年齢の上限はありませんので、70歳以上の方なども自分には関係ないと思わずに、積極的に乳がん検診を受けてください。マンモグラフィーと超音波検査は異なるメリットがあるので併用して受けることが理想的です。 しかし、どちらか一方を受けるときは、年齢を目安にします。 40歳未満は超音波検査を、40歳以上はマンモグラフィーをメインに考えると良いでしょう。