レジリエンスが高い人には5つの特徴があります。
- 思考に柔軟性がある
- 感情をコントロールできる
- 自尊感情が養われている
- 挑戦を諦めない
- 楽観的である
困難をしなやかに乗り越え回復する力 レジリエンス(resilience)とは、「回復力」「復元力」「耐久力」「再起力」「弾力」などと訳される言葉で、「困難をしなやかに乗り越え回復する力(精神的回復力)」として、ビジネスの現場でも注目が集まっています。レジリエンスを鍛えることで、仕事の失敗や責任などでストレスがかかっても心の健康を保ち、ストレスを自分の成長につなげる力が身につくと考えられています。 レジリエンスは、全てのビジネスパーソンにとって必要なスキルであり、人生を豊かにするための土台となるのです。
リカバリーの日本語訳は?〔失敗や後退からの〕復帰、回復、立ち直り・Japan's economy was on a gradual recovery trend. : 日本経済 は穏やかな回復基調 にあった。
レジリエンスが低い人の特徴は?
レジリエンスが低い人は、以下のようにマイナスに向ってしまう、または陥ってしまう人が多いようです。
- ストレスを溜めやすい
- 落ち込みやすい
- 目の前の失敗にとらわれすぎる
- 一喜一憂して結果ばかりに目がいく
- 自尊感情が少ない
- 自己肯定感が低い
- 自分の強みよりも弱みに目がいく
- なかなか立ち直れない
1.レジリエンスは『能力』であり、個人差がある
能力ということは、物事を成し得る力として誰もが備え持っているものであるということです。 しかし、個人差があります。 すなわち、レジリエンス力が強い人と弱い人がいるということです。
「レジリエンス」の言い換えは?
「resilience」の類語は、「回復力」という意味で、「buoyancy(快活さ)」「adaptability(適応性)」「strength(強さ)」「toughness(強靭性)」がある。 また「弾力」という意味では、「elasticity(伸縮性)」「flexibility(柔軟性)」が類語として挙げられる。
物事に対して柔軟な考えができる
レジリエンスが高い人は、柔軟な思考力を身につけています。 一つの考えに囚われることなく対応できるため、さまざまな逆境に立ち向かえるのが特徴です。 例えば、企画案が通らずネガティブな状況に置かれたとき、レジリエンスが高い人ならポジティブに考えを転換できるものです。
レジリエンスを高める7つの要素は?
また、虐待経験を乗り越えた25人の成人に臨床面接を行った精神医学教授と発達心理学者の夫妻が、レジリエンスをつくり出すものを7つの特性として整理しています。 それらは、「洞察」「独立性」「関係性」「イニシアティブ」「創造性」「ユーモア」「モラル」の7つです。 レジリエンスを高める参考にしてみてください。次の語句の同義語:リカバリー – 日本語
- 治り
- 戻り
- 立ち直り
- 快癒
- 快気
- 復旧
- 平癒
- 回復
リカバリーとは、病気・障害はありつつも、主体性を取り戻して生きていくことです。
レジリエンスが強い人の10の特徴
①楽観主義、②利他主義、③確固とした道徳的基盤をもつ、④信仰心やスピリチュアリティを持つ、⑤ユーモアがある、⑥自分の役割のモデルを持っている、⑦他人の社会的なサポートを受けられる環境を持つ、⑧恐怖を直視できる、⑨使命感が強い、⑩メンタルトレーニングを受けている。
レジリエントな生徒とはどういう生徒ですか?OECD(経済協力開発機構)でも、国際的な学力調査であるPISAのなかで、社会経済的に恵まれない家庭にあるにもかかわらず上位の成績を収める生徒を「レジリエントな生徒」と名づけて、そうした生徒の学びに注目しています。
レジリエンスには何種類ありますか?ビジネスにおけるレジリエンスは2種類に分類され、「組織」としてのレジリエンスと、「従業員」を対象とするレジリエンスがあります。 組織におけるレジリエンスは、災害やトラブルなど不足の事態に陥った際に「事業や計画を継続できる力」と、「多様性やDXへの対応などの変化に柔軟に対応する力」の2つの側面があります。
レジリエンスが高いとはどういう意味ですか?
レジリエンスが高い人は、いつまでも落ち込んだりネガティブな気持ちを持ち続けたりするのではなく、逆境から素早く立ち直ることができる人のことです。
レジリエンスは「何かを達成した」といった自己を肯定できるようなライフイベントがなくても 日常生活を送るうえで「週3日以上運動する」「栄養バランスに気を配る」「偏食をしない」の 3点に気を付けることで向上することが分かった。 生活習慣を好ましくすることがレジリエン スの向上に効果があると考えられる。レジリエンスを築く10カ条
- 周囲の人と良好な関係をつくる
- 危機やストレスに満ちた出来事でも、ポジティブにとらえる
- 変えられない状況を受容する
- 現実的な目標を立て、前進する
- 不利な状況であっても、決断し行動する
- 失敗の後には、自分と向き合い、要因を分析する
- 自信をもつ
- 長期的な視点に立って、さまざまなリスクを検討する
例えば、精神障害を発症し、症状のせいで家から出られなくなってしまった人が、その後、社会とつながりたいという希望を持ち、外出ができるようになるためのトレーニングや、コミュニケーションの練習などをし、自身の生活の質を上げていく……というのがリカバリのひとつに挙げられます。