再就職手当がいらない場合は?
受給資格決定日前に内定が決まっていた企業へ再就職する場合は、再就職手当を受け取れません。 受給資格決定日とは、ハローワークに離職票を提出し、求職の申し込みをした日のことです。再就職手当がもらえない場合は、再就職先の雇用保険への未加入である場合、基本手当の支給残日数が不足している場合、3年以内に再就職手当を受給した場合、再就職先の雇用期間の不足している場合などがあります。 再就職手当がもらえなくても就業手当がもらえる場合もあるので支給条件を確認しましょう。再就職手当は雇用保険受給資格者に支給される手当であり、失業前の勤務先で雇用保険に加入していた人しか受給できません。 つまり、雇用保険に未加入だった人は対象者外なのです。 雇用保険に加入する手続きは会社が行っており、適切に雇用保険料が支払われているかどうかは、会社に問い合わせれば確認できます。

再就職手当がもらえない通知は?再就職手当支給決定通知書が届かない場合は、審査に時間を要している可能性が高いです。 事実確認に時間がかかったり、提出書類に不備があったりすると認定が遅れます。 審査に通らなかったら「不受理」の通知が送られてくるため、連絡がなく気になるときには、ハローワークへ問い合わせてみましょう。

再就職手当がもらえないのはなぜですか?

再就職手当は、基本手当の所定給付日数を1/3以上残していないと支給されません。 また、前職で雇用保険に加入していなかった人は、そもそも雇用保険の受給資格がないため注意が必要です。 待期期間とは失業状態にあることを確認するための期間で、7日間設けられています。再就職手当の受給要件をあらかじめ確認しましょう!

また、開業届を出すタイミングも重要です。 それは、待機期間7日と給付制限のはじめの1か月が経過してから開業した場合のみ、再就職手当が受給できるからです。 それ以前に開業している場合は、再就職手当を受給できません。

再就職手当をもらう条件は?

再就職手当がもらえる条件

  • 待期期間中に再就職すること
  • 失業手当の給付期間の残りが、3分の1以上であること
  • 再就職先が前職の会社と人事や資金、取引などで深い関係でないこと
  • 再就職先で1年以上働ける見込みがあること
  • 過去3年以内に、同様の手当を受けていないこと
  • 受給資格決定前に再就職先が内定していないこと


再就職手当をもらった後すぐ退職したときは? 再就職手当の受給は1年を超えて雇用されることが前提とされますが、予定と違ってすぐに辞めてしまった場合に返す必要はありません。 加えて基本手当の支給日数が残っていれば、その分も受け取れます。 ただし、残りの基本手当を受給できるのは、前々職の離職日の翌日から1年間です。

再就職手当は一年未満でも支給される?

再就職手当は、早期に転職先が決まったことに対して支給されるものです。 そのため、再就職したあと一年未満で退職したとしても、受給済みの手当を返金する必要はないようです。 ただし不正に受給した場合は、全額返金する必要があります。 不正のあった日から支給停止の処分も受けることになるため注意しましょう。いつもらえる? 再就職先が決まったら、「再就職手当支給申請書」に必要事項を記載してハローワークに申請します。 申請から約1カ月で支給が決定されると「再就職手当支給決定通知書」が届きます。 支給日は「再就職手当支給決定通知書」という書類が届いてから約1週間以内に、基本手当で指定している口座に振込みとなります。再就職手当は、新しい就職先で1年以上の雇用が見込める場合に支給されます。 そのため、短期間のアルバイトや、1年に満たない限られた期間の派遣契約、日雇い契約の場合は、再就職手当を受け取ることができません。 ただし、派遣スタッフ社員などで契約更新が前提で、1年以上の就業が見込める場合は「再就職」として認められます。

再就職手当を受給する際の基本的な手順は、以下のとおりです。

  1. 再就職が決まったことをハローワークに報告
  2. 就職先に「採用証明書」を記入してもらう
  3. ハローワークで失業認定を受ける
  4. 就職先に「再就職手当支給申請書」を記入してもらい、自身も再就職手当支給申請書に記入する
  5. ハローワークに再就職手当支給申請書を提出する

再就職手当はいつもらうのが得か?手当が支給されるのは「再就職(入社日)が決まってハローワーク(公共職業安定所)に報告をしてから約1ヵ月後」です。 さらに詳しく言うと、ハローワークから届く再就職手当支給決定通知書を提出してから1週間以内で振り込まれます。

再就職手当と就業手当はどっちが得?再就職手当のほうが給付率は高い

就業手当と再就職手当は計算式が異なります。 どちらも失業給付の日額を基準に算出しますが、再就職手当のほうが給付率が高いです。

再就職手当は一年で退職したらもらえませんか?

1年以内に退職した場合は、再就職する前から受給していた基本手当の支給残日数から再就職手当の支給日数分を控除して残った部分の基本手当の受給を受けることができます。 ただし、初めてハローワークに出頭した日から1年以内であることが条件です。

再就職手当のほうが給付率は高い

就業手当と再就職手当は計算式が異なります。 どちらも失業給付の日額を基準に算出しますが、再就職手当のほうが給付率が高いです。再就職手当は、もらえるまでにハローワークへ申請してから約1、2ヶ月かかります。 理由は、再就職してから約1ヶ月の調査期間が設けられるからです。 申請から約1か月後に、実際に再就職先で働いているか職場に在籍確認が入ります。 また、調査期間中に受給条件の審査もあり、全てが完了したあとに支払われます。申請がないからとハローワークから催促が来たりもしないので、安心してください。 もし、再就職手当の申請期間でもある1ヵ月以内に申し込めなかった場合は、1ヵ月過ぎるからと諦めるのはまだ早いです。 どうしても手当を受け取りたいと思っている方は、1ヵ月以内に申請ができないことをハローワークへ連絡をしましょう。