ぶんしつ-ひんぴん【文質彬彬】
外面の美しさと内面の質朴さが、ほどよく調和しているさま。 洗練された教養や態度と、飾り気のない本性が、よく調和しているさま。 ▽「文」は表面の美しさ。 洗練された教養や美しい態度、容貌ようぼうなどの外見。ひそうせんぱく【皮相浅薄】
学問・知識・思慮・観察などに深みがなく、浅はかで薄っぺらなこと。 また、真相を見きわめない表面だけの浅はかな判断のこと。 「皮相」は、上っ面・表面。とうけん-がけい【陶犬瓦鶏】
形ばかり立派で、実際の役に立たないもののたとえ。 ▽「陶犬」は陶製の犬。 「瓦鶏」は素焼きの鶏。 犬には夜の番をする、鶏には夜明けを告げるという役目があるが、作り物ではその役目を果たすことができないことから。
見かけだけに見える四字熟語は?ようしつこひ【羊質虎皮】
外見だけは立派に見えるが、実質が伴っていないこと。 見かけ倒し。 虎の皮をかぶった羊という意から。 「虎皮羊質こひようしつ」ともいう。
「外面がいい」のポジティブな言い換えは?
「外面的には良い」の言い換え・類義語
- 体のいい
- 体裁のいい
- 外面的には良い
- 見せかけの
- 上辺だけの
- 上っ面の
- ポーズだけの
- フリだけの
外見が優れているさま
- 見栄えがする
- 見た目が良い
- 容姿端麗な
- 見た目がいい
- 容貌の優れた
- 容姿端麗の
- 容貌が優れた
- 外面がいい
浅慮に関する四字熟語は?
けいりょ-せんぼう【軽慮浅謀】
あさはかで軽々しい考えや計略。 ▽「軽慮」は軽々しい考え。 あさはかな考え。 「浅謀」はあさはかな計画。
せん‐ぷ【浅膚】
[名・形動]考え・知識などが浅いこと。 また、そのさま。 浅薄。
外見に関する四字熟語は?
キーワード「容姿・容貌」の四字熟語
- いっこけいせい【一顧傾城】
- うさいかんもく【于思睅目】
- かいごのはな【解語之花】
- かじんはくめい【佳人薄命】
- かりょうびんが【迦陵頻伽】
- きょくびほうきょう【曲眉豊頰】
- ぎゅうきだしん【牛鬼蛇神】
- けいこくのびじょ【傾国美女】
はちめんれいろう【八面玲瓏】
「八面」は、あらゆる面、すべての方面。 四方八方。 「玲瓏」は、美しい玉の透き通っていて曇りのないさま。羊の肉はうまいので値が貴(たか)い。 犬は羊ほどにはうまくないので、値は廉(やす)い。 だから、ずるい肉屋は羊を売ると見せかけて、犬の肉を売る。 このことから、上(うわ)べが立派でも中身が伴わないことを、羊頭狗肉というようになった。
表面的に取り繕われているさま
- 体のいい
- 体裁のいい
- 外面的には良い
- 見せかけの
- 上辺だけの
- 上っ面の
- ポーズだけの
- フリだけの
「外面が良い」は褒め言葉ですか?「外面がいい」は褒め言葉? 「外面がいい」という言葉の意味を勘違いして、褒め言葉として使ってはいませんか? しかし、先述した通り「外面がいい」とは、相手によって態度を変える、二面性がある状態を意味する言葉。 そのため、悪いニュアンスが強く、褒め言葉として使うことはないといえます。
思慮を含む四字熟語は?しりょ-ふんべつ【思慮分別】
物事に注意深く考えをめぐらし、判断すること。 物事の道理をよく考え、深く思いを凝らして判断すること。 ▽「思慮」はいろいろ慎重に考えること。 「分別」は物事の是非や道理を常識的に判断すること。
「思慮」を使った熟語は?
「思慮分別」は、「思慮」と「分別」という熟語に分けられます。 「思慮」は、「思慮深い」というように、「十分に考え、思うこと」。 その時の状況や相手のことを考えて慎重に適切な判断を下すことを言います。
せん‐ぷ【浅膚】
浅薄。「膚浅」の言い換え・類義語
- そそっかしい
- 浅墓
- うかつ
- 軽忽
- 尻がる
- 軽率
- 無分別
- 無闇
「容姿」は顔だちと体つきを表し、「端麗」は姿・形が整っていて美しいことやそのさまを表すので、「容姿端麗」は姿かたちが美しく整った、いわゆる“美人”を指す四字熟語で、女性に限定されて使われます。