天理教の葬儀では香典は「玉串料」と呼ばれますが、包む金額は仏式葬儀と同じ考え方で問題ありません。 ただし、香典袋を選ぶ基準や表書きの書き方は神式に近いため、間違えないように気をつけたいところです。 玉串料の表書きは神式と同じく、「玉串料」や「御榊料」・「御霊前」とし、蓮や百合のあしらわれた香典袋は避けましょう。天理教での葬儀の香典マナー
表書きについては、神道に準じます。 「御玉串料」「御榊料」「御霊前」などが一般的です。 仏教ではよく使われる表書きである「御仏前」は、当然用いない方がよいでしょう。 なお、この「御霊前」という表記は、天理教以外にもさまざまな宗教で用いられる表現でもあります。天理教の香典(玉串料)の相場は、年齢や故人との関係によって変わってきます。 20代の人であれば、3,000円から5,000円くらい。 30代以降の人であれば、1万円から3万円くらい。 親族の場合であれば、5万円から10万円くらいが目安となっています。
天理教のお葬式にかかる費用は?基本的に、天理教の葬儀費用は一般的な葬式と変わりません。 一般的に通夜と葬儀が行われる葬式の、平均的な値段は約120万円です。 参列者の数や使用する会場、飲食物のランクなど葬儀の規模によって金額は大きく変わるでしょう。 また、葬儀は形式によってもかかる費用が変わります。
玉串料を入れる袋はどんな袋ですか?
3-1 弔事ののし袋(不祝儀袋)のルール
玉串料はのし袋に包んでお渡しすることがマナーです。 のし袋には慶事で用いる紅白の祝儀袋と、弔事で用いる白黒の不祝儀袋があるため間違えないようにしましょう。香典をご遺族や受付の方に渡す際は、お悔やみの言葉を伝えながら渡しましょう。 一般的に「この度は突然のことで、お悔やみ申し上げます」「この度はご愁傷様です」「玉串料としてお納めください」といった挨拶が使われます。
香典の平均額はいくらですか?
鎌倉新書が2022年に実施した「第5回お葬式に関する全国調査」によると、一般的な香典の相場金額は、自分と配偶者の両親が5~10万円でもっとも高額です。 自分と配偶者の兄弟姉妹は1~2万円で、その他の親類縁者は1万円前後。 また、会社の上司や部下は5千円~1万円、友人・知人やご近所さんは、5千円未満が相場です。
香典のお札の入れ方は? 香典のお札は、中袋や香典袋の表面に対して「裏側・下向き」に入れるのがマナーです。 ちなみに人物が描かれている方がお札の表側。 またお札を縦にしたとき、人物が描かれている方が上、描かれていない方が下になります。
お嫁さんの親の葬儀で香典はいくら包めばいいですか?
義父への香典の金額相場
香典に包む金額ですが、親への香典相場である10万円を目安に包むとよいでしょう。 連名で包む場合は同額の10万円か、2人分として倍額を包むようにしましょう。 ただし、夫が義父の葬儀の喪主である場合や、喪主の補助として葬儀費用を一部負担しているのであれば、香典は不要です。香典の相場(親族の場合)
故人が親であれば1万円~5万円、故人が兄弟・姉妹、祖父母、おじ・おばの続柄であれば1万円~3万円が香典の相場です。 上記以外の親族でも、1万円~3万円が香典の相場です。 ただし、どのケースも地域や家庭によって異なる場合があります。天理教ではお悔やみの言葉を使いません。 天理教では死を不幸なことと捉えず、神に身体を返す「出直し」という考えのためです。
●玉串料の相場 玉串料の相場は、お宮参りや七五三などの場合には一般的に5,000円から1万円程度が目安とされています。 結婚式の場合は1万円から3万円程度が一般的な相場とされています。 ただし、神社によって玉串料の目安が異なることもあるので、事前に確認することが重要です。
玉串料を封筒に入れるとき、無地の封筒は使えますか?初穂料はのし袋に包むことが望ましいですが、用意することが難しい場合は水引がプリントされた封筒や、無地の白封筒を使用しても問題ありません。 ただし、金額が大きい場合はのし袋に入れましょう。 神社によってはのし袋の種類が指定されていることもあるので、事前に確認しておくと安心です。
玉串料の裏面には何を書けばいいですか?玉串料の書き方の手順
裏面には金額・住所・氏名を左側に書きます。 金額を記す際には「壱」「弐」などの旧字体の漢数字を用いましょう。 また中袋を使う場合は、表面に金額を、裏面に住所・氏名を書きましょう。 場合によっては、兄弟揃って祈祷を受けるケースもあるでしょう。
玉串料はいつ渡せばいいですか?
初穂料や玉串料は、神主への感謝の気持ちを込めて渡すものです。 神事の前日や当日に、封筒に入れて直接神主へ手渡します。 封筒には「初穂料」または「玉串料」の文字を書き、封筒の口を閉じずに左右から結びます。 これは、神々への敬意を示すための形式です。
香典の相場
最高額 | ||
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取引先 | 社長の親族 | 50,000円 |
担当者 | 50,000円 | |
取引銀行の支店長等 | 50,000円 | |
同業他社の社長 | 50,000円 |
香典は最低いくらぐらい包めばいいの? 先程も説明した通り、香典として包む金額に明確な基準や規定・ルールはありません。 先程の章で挙げた一般的な相場に従えば、自分の親族や身内の場合は最低でも1万円~3万円_ほどは包むのが一般的で、他人であれば最低でも3,000円は包む、といった結論になります。例えば、3千円を香典に包んだ場合は「金参仟圓也」と書き、1万円を包んだ場合は「金壱萬圓也」と記載しましょう。 住所や氏名を記載する場合は、中袋の裏面の左下に記載します。 書き方は、一般的な封筒に記載する方法と同じです。 郵便番号は住所の上部もしくは右側に書き、左下にフルネーム、氏名の右側に住所を明記しましょう。