もともと「克」という字は、頑張って何かに打ち勝つなど、状態が良くなる意味合いを含んでいる。 つまり、克己心とは「己(おのれ)に打ち勝つ精神」という意味。 自分の感情や甘えといったものに流されず、自分の目標にストイックに向き合うような人を指して、「克己心がある」「克己心が強い」と表現する。『日本国語大辞典』では、「自己にうちかつ心。 欲望を抑制しようとする意志。」 と説明されています。 「己に克つ心」と書く「克己心」。自己との勝負を「克己(こっき)」といいます。 「己に克つ」とは、自分の中にある弱い心を打ち払い、強い心で自分を推し進めていくことです。
「克己心」の言い換えは?類語:自制心 克己心に似た言葉には「自制心」が挙げられます。 自制心とは自分を制すること。 自制心という言葉では、自分の欲望・欲求を抑えることに重きが置かれますが、克己心という言葉には、自分に打ち勝つことのほうに重きが置かれます。
困難に打ち克つとはどういう意味ですか?
「宿敵に—・つ」 ㋑(「打ち克つ」とも書く)困難や苦しみなどを乗り越える。 克服する。こっきふくれい【克己復礼】
「克己」は、おのれにかつこと、自分の欲望にうちかつこと。 「礼」は、社会秩序を維持するための制度やおきて。 「復礼」は、礼により従うこと。 「己おのれに克かちて礼れいに復ふくす(復かえる)」と読み下す。
自分に打ち勝つ言い換えは?
克己は主に「克己する」「克己的」「克己心」という3パターンで使い分けられます。 「克己する」とは克己の動詞で、意味は「欲望や邪念を自分自身の意思で抑える」です。 「克己して勉強を頑張る」「自分の目標に向かって克己する」のように使われます。 2つ目の「克己的」とは「欲望に負けず自分自身を律するさま」を表す言葉です。
メンタルを強くする10の方法を紹介!
- 自分のことを認めてあげる
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- 睡眠をしっかりとる
克己復礼を以て仁となすとはどういう意味ですか?
わが身を慎んで礼(の規範)に立ち戻るのが仁ということだ。 一日でも身を慎んで礼に立ち戻れば、天下中の人がこの仁徳になびき集まるであろう。 仁徳の実践は自分の力が頼りで、他人の力を頼ることは決してできない。「打ち勝つ」の例文・使い方・用例・文例
- あらゆる障害に打ち勝つ
- 彼は困難に打ち勝つ力を与えてくださいと祈った
- 逆境に打ち勝つ
- あなたが彼に打ち勝つのは難しいでしょう。
- 彼は病気に打ち勝つ。
- あなたはその壁に打ち勝つことができますか。
- あなたはその病気に打ち勝つでしょう。
- 彼女は暗闇の恐怖に打ち勝つことができなかった。
意味・読み方・使い方
克己は「己の欲望に打ち勝つ」という意味がある言葉で、中国の「論語」が語源といわれています。 読み方は「こっき」で、主に「克己する」「克己的」「克己心」などの言い回しで使われる熟語です。
己を知る四字熟語は?goo辞書とは
- 慣用句・ことわざ
- 「己を知りうる者は賢者なり」の意味
自分を褒めることを何て言う?じが-じさん【自画自賛】
自分で自分のことを褒めること。
困難に打ち勝つことは何といいますか?
克服/克己/超克 の使い分け
「克服」「超克」は、困難や重い病気などに対して、努力をして闘い、それにうちかつこと。 「克服」が一般的に使われる。 「克己」は、己に克(か)つ、すなわち、邪念や欲望などを自分自身で抑え、それにうちかつこと。
メンタルが強い人の口癖は「まあいいか!」 「次はこれをやろう!」と楽観的なものです。 ポジティブに考えられることは、メンタルの強さに繋がるのでしょう。精神的に強い人が決してしない10のことを学べば、あなたも自分の精神力を高めることができるはずだ。
- 失敗にこだわらない
- ネガティブな人と付き合わない
- 自分を疑わない
- 謝罪を求めない
- 自分を哀れまない
- 恨まない
- 誰の悪影響も受けない
- 人のことに介入しない
「復礼」は、礼により従うこと。 「己おのれに克かちて礼れいに復ふくす(復かえる)」と読み下す。 孔子こうしが弟子の顔淵がんえん(顔回がんかい)に「仁じんとはどういうことか」と問われたときに、答えたことば。