誰もが気になるのが、「貯金や資金がいくら必要なのか」という点です。 これはその人の生活や資金繰りによるので一概に断言できませんが、1,500万〜3,000万円の貯金があれば、それを資金としてセミリタイアは可能でしょう。検証の結果、50歳で退職した場合、最低限の暮らしを送るには4475万円、平均的な暮らしには7739万円、ゆとりある暮らしには1億1531万円の貯金が必要という結果になりました。まずは57歳で早期リタイアした場合に、最低限費用な生活費です。 これまでと同様に毎月22万円を最低限の生活費と考えると、57歳で早期リタイアした後に必要な金額は約7,100万円となります。
働かなくてもいい貯金額はいくらですか?働かずに生きるためには、最低でも4000万円、もっと言えば1億円の貯金が必要です。 例えば、4,000万円を年利3%で運用したら、税金を引いて毎月10万円の収入になります。 節約して固定費を最低限に下げ、月10万円で暮らすとしても、4,000万円は必要なのです。 でもそれは最低限の金額。
貯金1000万でセミリタイアできますか?
セミリタイアの場合はこれまでの貯金に加えて働いた収入を得ることになります。 そのため、働く時間や得られる収入額によっては1,000万円の貯金でもセミリタイアが可能です。 例えば、年間支出が360万円あったとしても、働きながら年間320万円の収入を得られれば、カバーするべき金額は40万円となります。【年代別】セミリタイアに必要な資産や貯金はいくら?
年代 | 必要な資産や貯金の目安 |
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30代 | 1,500〜2,000万円 |
40代 | 3,000〜4,000万円 |
50代 | 年間生活費 ×(70 – セミリタイアの年齢)+1000万円 |
2024/03/12
30歳までにいくら貯金しておけば安心ですか?
私は貯金や金融商品などによる貯蓄額の目安として「30歳までに300万円」ためることをおすすめしています。 総務省統計局の調査によると、2021年の消費支出の平均額は1世帯あたり月額23万5,120円。
45歳|必要貯金額9,700万円
このように、45歳で早期リタイアして自由な生活を手に入れるためには、約9,700万円の資金が必要です。 35歳で退職する場合に比べるとハードルは低いものの、1億円近い資金を確保しなければならず、会社員として得られる給与収入以外にも着実に資産形成を進める必要があります。
55歳で退職したら年金はどうなるの?
加入者期間15年以上の人が55歳以上で資格喪失(退職)すると、退職直後から基金の年金(老齢給付金)がうけられます。 退職せず基金加入中であっても、65歳になったときから年金をうけることができます。 年金は、給付期間5年、10年、15年、20年のいずれかから選択する有期年金です。毎月の貯金額は、手取り額の30%が理想とされています。 手取り月収30万円の場合は9万円が理想的な貯金額の目安というわけです。毎月10万円貯金するためにはどのくらいの年収が必要? 無理なく毎月10万円を貯めていくには、手取り年収として「500万円以上」が一つの目安だといえます。 前述したとおり、年間手取り収入が500〜750万円未満世帯の年間貯蓄割合(※)は約23%となっています。
調査では準富裕層の定義である「準金融資産5,000万円〜1億円」の項目がなかったため詳しい数字は不明ですが、30代で5,000万円もの資産を築いているのは0.9%以下となっています。
年間300万円貯金するにはいくらの年収が必要ですか?収入の3割を貯蓄するのが一般的であることを考えると、年間300万円貯金するために必要な年収は1000万円です。 1年で300万円貯金するためには毎月平均25万円を貯金することになり、毎月25万円を貯蓄に充てるには毎月約84万円の収入が必要です。
30歳で1000万円貯金できる割合は?1,000万以上貯金している割合は全体の約15%
一方、30代で1,000万円以上の貯金に成功している割合は全体の約15%となっています。 一般的に、日本では年齢が上がるにつれて収入が増える傾向にあるため、30代ではそこまで多くの収入を得られない世帯が多いと考えられます。
25歳の貯金の平均額はいくらですか?
貯金額の平均値は214万円、中央値は44万円となっています。 単身世帯よりも増えており、働き手が増えた分、貯金しやすい状況にあることがわかります。 こちらも金融資産保有額を見てみましょう。 しかし、こちらも金融資産保有額が100万円未満が19.9%と多くなっています。
40代の理想の貯金額は、老後に必要な金額の60%程度が目安といわれています。 大きく話題にもなりましたが、老後資金として2,000万円が必要だとすると、40代のうちに1,200万円程度を準備したいところです。 一方で、65歳から85歳に必要な金額は1,150万円という試算もあります。単身世帯の50代女性の貯蓄額の平均は約1383万円 いわゆる「おひとり様」である、単身世帯の50代女性の貯蓄現在高の平均値は、約1383万円(総務省統計局「平成26年全国消費実態調査」)。 退職後のことを考えて、しっかりと貯蓄を作ろうとしている人が多いことがわかります。50歳の早期退職年金受取額シミュレーション
退職年齢 | 老齢厚生年金の予想額 |
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50歳 | 4,000,000円÷1,000,000円×5,500円×(50-22)年=616,000/年 |
55歳 | 4,000,000円÷1,000,000円×5,500円×(55-22)年=726,000円/年 |