消石灰と苦土石灰どちらが良い?
消石灰はpH12の強いアルカリ性を帯びています。

園芸においては酸性に傾いた土壌を中和させたり、アルカリ性に調節したりする役目があります。 日本の土壌はほとんどが酸性寄りです。 植物の中にはアルカリ性でよく育つ品種もあるため、消石灰を混ぜて生育環境を整える必要があるのです。1.消石灰・・・・・・初めて作付けする畑に使用します。 2.苦土石灰・・・・苦土成分と石灰成分が入っています。 作付前に毎回使用します。アルカリ成分の高い消石灰は、農具や農機、畜舎などの消毒に使うことができます。 しかし、土壌消毒にはおすすめできません。 土壌の消毒に消石灰を使うと、極端なアルカリ性に傾いてしまうため、施用後は長期間置かないと作付けできなくなります。 また、石灰の多量施用は「団粒構造」を壊す恐れもあります。

苦土石灰を撒きすぎるとどうなる?苦土石灰を過剰にまくと土壌がアルカリ性に偏り、鉄、マンガン、銅、亜鉛などの微量要素が植物に吸収されにくくなり、じわじわと弱っていく可能性があるからです。 酸性土壌をアルカリ性にするのとは違って、アルカリ性を酸性にするのは難しいため、pH値を測定しながら適量を散布しましょう。

畑に消石灰をまく量はどのくらいですか?

散布量は畑の酸度にもよりますが、1㎡あたり100~200gが目安です。 注意:チッソ肥料と、消石灰等の強い石灰分を混ぜ合わせるとチッソ分が化学反応をして損失してしまう可能性があります。 2週間程日にちをおいてから利用して下さい。土づくりのための堆肥や石灰は、いつ頃施用したらよいですか? 土づくりのための堆肥や石灰の施用は、野菜の作付けの2週間以上前に行い、施用後は深く耕して土によく馴染ませておいてください。 これは堆肥や石灰が効果を発揮するまでには、ある程度の時間を要するからです。

畑に苦土石灰をまくとどんな効果があるの?

苦土石灰 炭酸マグネシウムと炭酸カルシウムを含む石灰で、土壌をアルカリ性に近づける効果があります。 また、作物の根を強くする効果や、葉の緑色のもととなる葉緑素の形成促進効果が期待できます。 黄色い葉が目立つ場合は、苦土石灰を1平方mに100g程度を目安に散布しましょう。

土壌のpH(酸性度)調整に必要

苦土石灰は土壌のpHを調整するために必要です。 pHは土壌の酸性やアルカリ性を示す数値で、野菜の育成には欠かせない基準になります。 野菜によって適したpHは異なりますが、基本的には5.5〜6.5までの範囲が適正になります。

消石灰は殺虫効果がありますか?

その特性は、ダニやコクシジウムといった害虫の防除にも効果的です。 ただ、殺虫効果はありません。 あくまで防虫です。 そのため、畑や家庭菜園で虫が出た場合は、殺虫剤を使う必要があります。鶏ふんのpHは9.0〜9.8ほどで、苦土石灰と同じくらいのpHです。 もし土づくりのために、鶏ふんと苦土石灰を一緒に撒いてしまうと、土壌がアルカリ性に大きく傾き、作物は育たなくなります。 そのため鶏ふんを使う時は、石灰を撒かない、あるいは減らすようにしてください。アルカリ成分が特に高いのが消石灰です。 苗を植える2週間前に土壌に撒きます。

皮膚、口、呼吸器等を刺激し、炎症を起こしたり、目に対して腐食性があり視力障害を起こす場合がありますので、保護メガネ、保護手袋、保護マスクを着用して取り扱って下さい。 取り扱い後は、手洗い及びうがいを十分に行って下さい。

堆肥と石灰はどちらを先にまくべきですか?●鶏ふん堆肥や牛糞堆肥のような肥料成分の多い堆肥を使用する場合は、先に『Let's 苦土石灰』をまいてから2週間ほどなじませ、その後、堆肥を混ぜ込めば、すぐに植物を植え付けられます。 (苦土石灰と肥料成分の多い堆肥などは、同時に混ぜ込まないように注意!)

家庭菜園で苦土石灰をどのくらいの量使えばいいですか?苦土石灰の一般的な散布量は1㎡に100g あるいは 土1kgに1.5g が適量とされています。 1㎡にひと握りくらいが目安となります。 この分量で苦土石灰を散布すると、だいたいですがpHが約0.5上がり、土が少しアルカリ性に傾きます。 適量の苦土石灰を土に撒いたら、良く土と混ぜてください。

苦土石灰と堆肥を一緒に混ぜてもいいですか?

苦土石灰を堆肥・肥料と同時に施用しない

苦土石灰を化学肥料と一緒に使うとアンモニアガスを発生してしまいます。 化学反応を起こさない対策として、堆肥は1週間前、肥料は1週間後に入れると覚えてください。

家庭菜園では、石灰を毎回施用する必要はありません。 通常は、1年に1回程度、苦土石灰を1㎡あたり100 ㌘程度施用すればよいでしょう。消石灰は(1)ペーハーが12以上の高アルカリ性の効果により感作後30分以内に鳥インフルエンザウイルスの感染性を消失させ、(2)その効果は均一な散布が可能であれば1平方メートルあたり0.5キログラムの量で期待できる。鶏糞は土壌改良を目的とした堆肥ではなく、有機物肥料としての効果が期待できる資材です。 播種・定植前の元肥としてだけでなく、即効性が高いため追肥としても活用できます。 ただし肥料焼けのリスクがあることや、土壌がアルカリ性に傾くなどの特徴を理解して使用することが大切です。