肝硬変になると、初期には症状は認められませんが病状が進行すると肝がん、胃食道静脈瘤、肝性脳症、浮腫・腹水、黄疸などの合併症や症状が認められます。 以前は肝硬変になると治ることはなく徐々に進行し肝不全になると考えられていました。このような症状はございませんか? 肝硬変セルフチェック
- 体がむくむ
- 黄疸(白目や皮ふが黄色くなる)の症状がある
- お腹に張り(膨満感)がある
- てのひらが赤くなる
- 肩などに斑点ができた
- 倦怠感・疲労感・食欲不振がある
- 髪の毛が抜けてきている
- 尿の回数が増えた(尿量が減った)
肝機能障害(肝機能異常)の症状
進行すると、全身倦怠感、食欲低下、嘔気、黄疸、皮膚のかゆみ、からだのむくみ、腹水などが挙げられます。 明らかな症状が出現している場合は、肝機能障害がかなり進行している可能性があるため、症状がないうちから定期的に健康診断や人間ドックなどで定期観察することが重要です。
肝臓が悪いと顔にどんな症状が出る?目は顔の中でも特に多くの血液を必要とする器官で、毛細血管がびっしりと張り巡らされています。 ですから、肝臓の働きがにぶると、目に健康な血液が十分にゆきわたらなくなり、目が疲れる、ぼやける、かすむ、視力低下、ドライアイといった症状が現れてきます。 さらに白目が血走り、目のまわりにクマやシワが出やすくなります。
肝硬変の一番の原因は何ですか?
肝硬変の最も一般的な原因は、慢性的な アルコール乱用 、 慢性ウイルス性肝炎 一般的な原因としては、B型およびC型肝炎ウイルス、特定の薬などがあります。 ほとんどの場合は無症状ですが、全身のけん怠感、食欲不振、疲労などの漠然とした症状がみられることもあります。肝硬変は以前、不治の病とされていました。 しかし近年、肝硬変は治る病気になりつつあります。
肝硬変になるとどんな症状が出るの?
ほとんど自覚症状がないことが多いのですが、人によっては疲労感や食欲不振などが出ることもあります。 非代償性肝硬変とは、肝硬変の症状が中期から末期まで進行した状態のことです。 中期から末期まで症状が進むと、黄疸や腹水などの症状が見られることがあります。
手のひらの親指と小指の下のふくらみ(母指球、小指球)が真っ赤になり、ときには細かな赤い斑紋が集まったようにみえる手掌紅斑も、慢性肝臓病の皮膚症状の一つである。
肝臓が悪い初期症状は?
初期症状としては、食欲不振や、疲れやすくなる等があり、重篤化すると、黄疸の症状や腹水が溜まったり、吐血、意識障害に陥ることがあります。 血液検査やCT、超音波等の画像診断で検査することができます。 一度死滅して、硬く変化した細胞は元に戻らないため、早期の内に病気の進行を防ぐ必要があります。 早めの受診を心掛けましょう。●肝機能を改善する生活習慣
- 肥満を解消する
- 糖質・脂質を控える
- たんぱく質・ビタミンをとる
- アルコールは控える
- 習慣的に運動する
肝臓病によるかゆみの特徴
かゆみの大多数は皮膚疾患に伴って出現します。 皮膚でかゆみを起こす物質が作られ、皮膚の神経を刺激します。 ところが、肝臓病の皮膚のかゆみは皮膚に由来しないことが多いです。 肝疾患、特に胆汁うっ滞(胆汁の流れが悪くなる)でかゆみが生じやすくなります。
肝硬変の予後は10年で約50%、特に非代償期肝硬変の予後は5年で25%と不良です。 肝硬変の死因の約60%は肝がん、20%は肝不全、20%は門脈圧亢進症による食道や胃静脈瘤破裂による出血死と、ほとんどが肝臓に関連したものです。 肝硬変は命に関わる病状ですので、専門医による治療が不可欠です。
肝硬変になるまで何年かかる?一般的に目安として日本酒換算で毎日3合を5年以上飲み続けると脂肪肝に、5合10年以上で肝硬変になる可能性が高いと言われています。
肝硬変は何歳が多い?平均発症年齢は男性36歳、女性47歳。
肝硬変は治りますか?
肝硬変は以前、不治の病とされていました。 しかし近年、肝硬変は治る病気になりつつあります。
肝臓病によるかゆみは、 お腹や背中、手足全体がかゆくなります。 血 液検査をすれば、 肝臓病が原因かどうかは すぐ分かります。 かゆみの治療には、ぬり薬や飲み薬があり ます。肝臓の状態を示すAST(GOT)とALT(GPT)って?
AST・ALT | |
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30以下 | 基準 |
31~50 | 要注意 |
51以上 | 異常 |
肝臓に悪い食べ物には何がありますか? アルコール、揚げ物やラーメンなどの高カロリーな食べ物、ジュースなどの高果糖食品、生肉などが挙げられます。