菊は何種類ある?
日本で開発された園芸品種を「和菊」、欧米で改良されて日本へ伝わった品種を「洋菊」と呼びます。 花の大きさごとに「大輪菊」「中輪菊」「小輪菊」と分類されます。菊の色は、伝統的な白、黄色の他に赤、ピンク、複色とバリエーションが豊富。 品種改良され、咲き方や花びらの形の種類も増えてきています。 菊の花言葉は「高貴」「高尚」。 また、花の色によっても異なり、ピンク色の菊は「甘い夢」。属名の「chrysos anthemon」が“金の花”というラテン語に由来しているように、花びらの無い黄金色の小花が固まって咲く日本原産のキクです。 名前は“磯に咲く菊”というところに由来し、海岸の崖など厳しい環境の場所で生育する植物です。

小菊の種類と名前は?小菊の仲間

  • ガウラ
  • カキ
  • カキネガラシ
  • カキの木の実
  • ガクアジサイ
  • カゲツ
  • カザグルマの仲間
  • カシワバアジサイ(八重)

日本三大名菊は?

この嵯峨菊は、江戸菊や肥後菊と一緒に日本三大名菊の一つと言われる有名な菊で、古典菊の一つにも数えられています。菊の学名は「Chrysanthemum(クリサンセマム)」のため、海外では「マム」と呼ばれます。 菊にはさまざまな種類がありますが、日本で観賞用に品種改良してつくられた「イエギク」のことを、「古典菊」と言います。

キク科の有名な花は?

仲間(科)別リスト

科 名 代表的な植物
キク科 キク、タンポポ、アザミ、ヨモギなど
キキョウ科 ツリガネニンジンなど
オミナエシ科 オトコエシなど
ガガイモ科 ガガイモなど


寒菊の品種は、大きく分けて「大菊」「小菊」「八重菊」「スプレー菊」「ポンポン菊」「変わり菊」に分けられます。

なぜ菊は日本の国花なのでしょうか?

菊は桜と並んで日本の国花とされており、奈良時代の時期に、中国から日本へ伝わったとされています。 鎌倉時代には後鳥羽上皇が個人的に菊を好まれ、刀などに菊の御紋をつけるようになりました。 それが代々、天皇家に受け継がれて行ったことから、いつしか皇室の御紋章になったと言われています。菊の原産地は中国で3,000年余の歴史があり、日本には中国で改良されたものが奈良時代中期に遣唐使などによってもたらされたと言われています。 北村四郎氏によると、中国地方のチョウセンノジギク(n18)とやヽ南方のハイシマカンギク(n9)が交雑して2n27ができ、その倍数体2n54となって現代の菊の原形ができたと言います。和菊

  • 大菊:花の直径が18cm以上になるよう、一茎に一輪を残して摘心し栽培されたもの。
  • 中菊:花の直径が9~18cm。 江戸菊、嵯峨菊、伊勢菊などの古典菊。 伝統菊。
  • 小菊:花の直径が9cm未満。 八重咲き、ボンボン咲きなど、多種多様ある品種。


菊の花の大きさで見分ける

スプレーマム、スプレー菊は、中輪の菊。 但し最近は大輪の花もあります。 小菊はとても小さなスプレー咲きの菊です。 花びらも小さいのが特徴です。

日本の国花は菊ですか?日本にも法定の国花はなく、皇室の家紋のモチーフである菊や、国民に広く親しまれている桜が、事実上の国花として扱われています。 1869年の太政官布告という法令により、菊が皇室の紋とされました。 その法令の制定当初、民間では菊の紋章の使用を禁じられていました。

菊はなぜマムと呼ばれるのですか?「マム」という呼び方は菊の学名であるChrysanthemum(クリサンセマム) から由来しています。 特に日本の花業界では「洋菊」のことを指し、 和菊(小菊や葬儀に頻繁に用いられる輪菊など)と区別すべく、 一輪仕立て(通称ディスバッドマム)や多輪仕立て(スプレーマム) の洋菊のことを総称してマムと呼んでいます。

菊の花言葉は?

キクの花言葉は「高貴」「高尚」「高潔」です。 どことなく気品のある花言葉がたくさんついているのは、日本の皇室や宮家などの紋章に用いられているのが由来です。 なお「キク」の由来は、一年の最後に咲く花とされ、行き詰まるといった意味を持つ「窮まる(きわまる)」にちなんでいるそうです。

キクは自然の開花期を元にして、生態的に品種が区分されています。 代表的な区分は、5~8月に開花する夏ギク・夏秋ギク、9~11月に開花する秋ギク、12~1月に開花する寒ギクです。 また花の大きさや咲き方によって、一輪だけ咲かせる「輪ギク」、複数の花を咲かせる「小ギク」、「スプレーギク」などがあります。キクの誕生花は9月9日です。 他に10月1日、10月27日、11月3日、11月23日、11月27日、12月1日、12月13日も誕生花がキクとされています。 誕生花は1年365日に特定の花が当てはめられています。 古来より、花や植物には神秘的な力が宿るものとされてきました。寒菊とは、広い意味では12月から1月にかけて花を咲かせる菊のことで、狭い意味ではアブラギクという原種の菊から作られた園芸品種のことを指します。 ホームセンターなどで「寒菊」という名前で販売されているのはこの園芸品種の寒菊であることが多いようです。